昨日、とても心温まる、そして自分の人生の財産だと心から思える出来事がありました。
約8年ぶりに、メキシコでホームステイをしていた時のホストファミリーの娘ちゃんが、東京に来てくれたんです。
一緒に東京でディナーを食べながら、彼女がふと教えてくれたこと。
「今回の旅行、実はスイスと日本、どっちに行くか迷っていたの。でも、あなたが日本にいるから、日本を選んだのよ」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと熱くなりました。
世界中に数ある魅力的な国の中から、他でもない「私」という存在が理由で日本を選んでくれたこと。こんなに嬉しいことはありません。
彼女からは、彼女自身と、メキシコのママからのたくさんのお土産を手渡されました。その愛情深い心遣いに触れた時、「ああ、私ってこのメキシコの人たちの、底抜けに温かくて真っ直ぐな心が本当に大好きだったんだな」と、当時の記憶と匂いが鮮やかに蘇ってきました。
メキシコで一緒に過ごしたのは、たった4ヶ月という短い期間でした。
それでも、あれから8年という月日が流れても、こうして海を越えて再び繋がり合える。
しかも今回は、彼女が結婚してパートナーと一緒に日本へ来てくれたのですが、初対面であるはずのその彼までが、私のことを「家族だ」と言って、ごく自然に優しく接してくれました。
国籍も、育ってきた環境も違うけれど。
たった4ヶ月のあの時間が、こんなにも深く温かいご縁を結んでくれていたことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私の人生は、こうして世界中のいろんな人たちとの繋がりによって生かされ、形作られているんだなと、改めて実感した夜です。
再会のテーブルでは、私のたどたどしいスペイン語と、英語、そして身振り手振りを交えながらの会話が飛び交いました。
言葉の壁はあるし、お互いの言っていることが100%完璧に理解できていたわけではないかもしれません。
でも、それでいいんです。
言葉が完璧に通じなくても、目を合わせて一緒にご飯を食べて、同じ空間で大声で笑い合う。
「人と過ごす」って、本当はそういうシンプルなことが一番大事な部分なんですよね。
スマートな会話ができなくても、そこには間違いなく心と心の「循環」がありました。
言葉を超えた温かいエネルギーのやり取りが、年度末の忙しさで少し枯渇気味だった私の「器」を、またなみなみと満たしてくれたような気がします。
大好きなメキシコの家族。
「次に会う時は、私がそっちへ遊びに行くね」
そんな約束を胸に、今日もま一日を大切に過ごしていこうと思います。